ブルーマップとは

地図に求められる要素の1つとして「公共性」というものが挙げられますが、地図のエキスパートである株式会社ゼンリンでは、この点についても非常に緻密な研究・考慮がなされており、それを反映して作成されたのが「ブルーマップ」と呼ばれるものです。

「ブルーマップ」には法務局などで取扱われている「公図」の情報が加えられていて、通常の地図には掲載されないデータが読み取れる内容となっています。これらの具体的な例を挙げてみると、基本的な情報として公図界や公図番号、地番などの他に都市計画の用途地域名と用途地域界、さらには容積率・建ぺい率までもが公図情報として記載されます。

このような特殊データは他との差別化を図る必要があることから、特に青い色を使用しての表示となっているため、「ブルーマップ」という名称が付けられているというわけです。この「ブルーマップ」も通常版と同様に大きさはB4サイズが一般的ですが、冊子ではなくバインダーにファイリングして使うものも発行されています。また、普通の「住宅地図」は全国版が存在するのに対し、「ブルーマップ」には場所によって発行されていないものもあって、都市の面積や規模などは「ブルーマップ」の有無に全く関係ないことが分かります。

「ブルーマップ」は内容的に扱う機関や組織などが限定されることもあって、改訂版が発行される頻度も通常版と比較するとやや低く、縮尺は1,500分の1もしくは3,000分の1、場所によっては違う縮尺での表記になっています。このようなことから「住宅地図」と「都市計画図」の混合図が「ブルーマップ」であると定義付けられます。